FREEDOM WARSを買って遊んだのでいつも通り感想を書き殴っていきます(1000円)
・概要
ソニーから発売されたハンティングアクションゲーム
敵を倒すだけでなく、敵から市民を救出したり陣取りしたりも
数々の銃火器、近接武器を使用し与えられたミッション(ボランティア)をクリアしていく
そんなゲーム
・ストーリー
舞台は紀元10万2014年の地球。世界は荒廃し、生物が生存できなくなった環境下で「パノプティコン」と呼ばれる都市を世界各地に作り人類はそこで生き延びてる
だが、資源が枯渇した厳しい環境を生き延びるための研究などのデータを手に入れようと抗争が続いている
パノプティコンで生まれた人間は生まれたこと自体が罪とされ、懲役100万年の刑を科されている。懲役を科された人間は「咎人」と呼ばれ、その咎人達は自らの懲役を減刑するため「ボランティア」に参加し、過酷な世界からの自由を得るため戦いに身を投じている
そんな話
・進撃の巨人のようなアクション/TPSゲーム
本作はハンティングアクションゲーム、なのだが本作独自で「イバラ」と呼ばれる装備を使って自由に跳び回れるアクションとなってる
あまりピンと来ないと思いますが、進撃の巨人に出てくるワイヤーと言えば分かりやすい
このイバラを使って壁に張り付いて移動したり、敵に張り付いて攻撃したり、敵を転ばせたりと多種多様に使える
イバラにもタイプがあって拘束、防御、回復とあり、ボタン長押ししてチャージするとそれぞれそのタイプ独自の効果を発揮する(例えば拘束タイプだと人間を一時的に止める罠を置いたり、大型の敵を一時的に動きを止めたりできる)
また大型の敵に張り付いた時、一部の武器では部位を切断できる「溶断」というアクションが出来る
切断すると攻撃パターンが減り、戦いやすくなる
本作の武器は遠距離、近接と分かれておりステージには基本二つまで武器を持って行ける
片方遠距離、片方近接といったバランスよく持ったり、両方同じ系統の武器にするのも出来る
・敵が硬すぎる、自分は脆すぎる
上記の記述だけ見ると面白そうに見えるよね、そんなことはなかった
というのも敵が硬い。厳密に言うと大型の敵が硬すぎる
人間や小型のロボット相手なら3~4発ぐらいで沈む、それに対して大型の敵はいつ死ぬんだよってぐらい硬い
HPゲージが表示されてるがこれ本当に減ってるのか?ってぐらい全然減らない
おかげで1ステージ5分~10分以上は普通にかかる
そのくせ人間は総じて脆い、プレイヤーを含めて
大体大型の敵から2~3発食らうと死にます。まあ死んでも味方が蘇生させてくれるからゲームオーバーになることはほとんどない、しかもある程度残機があるから何とかなる
が、味方AIの頭が弱すぎるため蘇生に向かう途中で吹っ飛ばされて蘇生に間に合わないことが多々ある
イバラを瀕死の味方に撃つと離れた距離でも蘇生できるが、味方AIはそれすらせず一直線に向かってくるのでまあ吹っ飛ばされて間に合わない
硬すぎるのは同じく破壊可能部位も
溶断はボタン連打でゲージを減らして切断する、のだがやっぱり部位も硬い
腕の付け根から溶断しようとするとめっちゃ時間かかる
時間かかる=ボタン連打が辛い
手首とか付いてる武装とか単体だけ溶断する時はそんな時間かからないが、まとめて溶断しようとすると時間かかる
しかも判定が微妙で溶断可能な部位にいるのに溶断ボタンが出てこないとかよくある
なので結局ショットガンを持って張り付いてひたすら撃ちまくるというのが一番楽ということになる
・狂気のリアルタイム開発
武器は部位破壊報酬や敵を倒した時にドロップ、店売りなどで手に入る
その中で1番狂ってるのが素材を使って生産/強化する装備開発
プラントを設置して武器、補助装備、アイテム、強化アイテムの生産/強化することが可能
一応アイテムや武器はステージや報酬で貰えたりするが、武器強化するとなるとここしかない
なんだが、生産するにも強化するにもリアルタイムの時間経過となる
しかも強化している間はその武器は使用不可、終わるまでボランティアやって時間潰しする訳にもいかない(まあ別な武器で時間潰しすればいいって手段もあるけど)
武器の強化段階が上がっていくと開発時間が増えていく
助けた市民を配置すれば短縮できるが1回しか使えない、市民にもレアリティや補助装備、医療限定といった制限もあるのでおいそれと使えない
プラントは生産/強化する事にレベルが上がっていき、武器の強化できる上限が上がっていく。のだが、ストーリーを進めないとプラントのレベル上限を上げることが出来ないので思う存分強化して攻略を楽にするという手段も使えない
武器をレベル5まで強化すると別な武器へと開発可能
ここまでいくと属性武器へと開発もできるのだが、全属性開発可能となるのはラスボス撃破後。なんで?
しかも別な武器へと開発するとレベル1へと戻り最初から強化し直し、さらに属性武器へと開発するとその武器の強化する素材が滅多に手に入らなかったり部位破壊報酬でしか手に入らない等々あって中々キツい
一応属性武器を使ってみたが、その属性の効果が発動しているのかしてないのか微妙なところ。ぶっちゃけ素直に無属性のまま開発した方がいいのではと思った
MGS5TPPを思い出すようなリアルタイム開発システムで頭痛くなった(あっちより時間がまだ短いのでマシだとは思ってる)
・理不尽極まりないクソラスボス
このゲーム1番のクソボスはラスボスですね。こいつ何がクソって取り巻きがクソなんですよ
後ろに大量の鎖があるんですが、この鎖実は取り巻きで引っこ抜いたり背中の箱を壊すと単独で攻撃してくるんですよ
しかも細長いので弾が当たりづらい、近接武器で攻撃してもそんなダメージが取らない。弱点属性が銃火器系統なはずなのに当たりづらいのなんでだよ
この鎖全部で9体います、この9体倒し終えてもラスボスのHPが一定値以下になるとまた復活して襲いかかってきます。死ねよ
この鎖を復活させないようにするにはラスボスの背中の箱を切断すると復活しない。最後の最後に指を酷使させるクソラスボスです
で、さらにクソなのがラスボスでボランティア失敗すると3ステージほど前からやり直しという羽目になる。クソ!
・クソラスボスの後に見せられる投げ出したシナリオ
ラスボスを倒したら別の勢力がプレイヤー達に襲いかかるという展開になった
で、その勢力にプレイヤー達は立ち向かっていくのだが、俺たちの戦いはこれからだ!と言わんばかりにEDとなる
ED後に何があるのかな?と思ったら何もなかった
何事もなく拠点に戻ってるという謎の展開
マスコットキャラクターから一文であの後どうなったのか語られました。いやなんでだよ
シナリオライターが突然無気力になったのか?ってレベルで投げ出した、いやほんとなんでだよ
あと別に懲役をゼロにする必要もなかった
・総評
クソゲーです。アクションのシステムは良かったもののそれ以外のところが足を引っ張っているのが非常に残念
いやほんとね、アクションはいいんだよね。アクション「は」
もうちょっと作り込めたんじゃないのかと思うし、あと別に懲役させる必要あったのかって思う
キャラクリももうちょっと自由度欲しかったなぁとも思う、まあvitaやし仕方ない
以上です。お疲れ様でした