激ノワを遊んだのでいつも通り感想を書き殴っていきます
・概要
第1回ゲイムギョウ界総選挙にて1位になったノワールを主人公にしたネプテューヌ外伝作。通称「激ノワ」
本作は3Dデフォルメ等身という歴代作品では珍しい1作
キャッチコピーは「もう、ぼっちとは言わせない」
・世界観
本作の舞台はゲイムギョウ界……と思いきやゲイムシジョウ界
この世界でもシェアをかけて女神同士が争いあっている
しかしある事を境にシェアを失い、仲間であった武将も離れていった
もう一度シェアを取り戻すため女神3人を加え、武将を仲間にしながらゲイムシジョウ界を救う話
まあいつものネプ
・ネプテューヌ初のチュッチュッするSRPG
配置可能ユニットは4~7人…その割には仲間ユニットはその3倍近くいるんですけどね
出撃時にはリーダーとユニットを選択、リーダーに選択したユニットはリーダーアビリティが発動しリーダーユニット毎全ユニットに効果が掛かる
通常攻撃、スキル、超必殺技、待機…とコマンドがある。なお、回避と防御のコマンドはない、なんで?
独自のシステムでリリィブーストというものがある
ユニット同士が隣接状態でスキル、超必殺技を使うと発動する
スキルや超必殺技の威力が上がり、スキルや超必殺技に必要なSPやリリィポイントを減少してくれる
隣接するユニットが多いほど効果が増す(最大4人まで隣接可能)
リリィブーストが発生するとキスし始める百合要素はGOOD
ちなみにリリィブーストをするとリリィランクも上がる
リリィブーストをするとリリィポイントが溜まっていく
リリィポイントは超必殺技の発動の他、女神化やユニットの出撃などに使われる
リリィポイントは隣接するユニットが多いほど溜まりやすい
・百合の間に入る男並みにいらない秘書官
本作にはなぜか男がいる
プレイヤーの分身…と言っていいかわからない男キャラ、それが秘書官。分身な割に名前入力できない、秘書官という名前固定
ノワールの秘書官としてメインキャラで出てくるが存在感が薄い
別に戦闘ユニットでもないし、立ち絵が用意されてる訳でもない。ノワールとギャルゲーする為だけの存在
の割に武将とのリリィランクを上げると見れるサブシナリオではなぜか秘書官に対して若干思いを馳せてるシナリオがある、なんで?
ノワールとギャルゲーする為だけの存在ならなぜ他武将とのフラグを立てる必要があるんだ…?
ネプテューヌPPでもプレイヤーの分身がいたがあっちはプロデューサーという立場で中心人物だったので必要な存在、しかも担当した女神としかフラグ立てなかったので有能(名前入力もできる)
という訳でネプPPのプロデューサーと比べたらこっちはいらない存在。百合要素あるくせになぜギャルゲーを…
・命中率と回避率が機能してない
機能してないです、はい
というのもスキルと超必殺技が必中なんです
で、リリィブーストの恩恵が非常に大きいが故にそれしか使わなくなるんですよ
ですが、敵も同じくスキルや超必殺技を使うので絶対当たります
んじゃ通常攻撃はどうなの?って話
通常攻撃には命中率、回避率が機能してます。またカウンターも通常攻撃には適用されてます
適用されてるってことは通常攻撃を使う理由がないってことになりますね
通常攻撃にはリリィブーストが発動しない、回避される。、当たってもカウンターを受けると…つまり言うと使う意味がほぼないです。それだったら必中でかつ囲むと強くなるスキルや超必殺技を使ってた方がいいという
それにスキルや超必殺技の方が圧倒的に攻撃範囲が広いのでね
え?通常攻撃を唯一使う場面?ステージギミックや宝箱開ける時ぐらいしか使わない
・非常にテンポが悪いステージ
各ステージには移動ギミックや高低差のある段差、トラップがある
のだが、コイツらが足を引っ張ってる。常に
まず移動ギミック、遅い上にカットできないというテンポの悪さ。しかも人数制限があり乗れるのは1~3人
人数制限以上にユニットがいる場合は往復するしかない
遅いのでテンポが悪い
次に高低差のある段差、キャラクター毎にジャンプ値が設定されており8割のキャラクターは1段しか飛べない。そのくせして1段以上の段差を用意してくる
ジャンプ値は昇る時だけでなく降りる時にも適用される、ジャンプ値が低いと降りた時にダメージを受け、強制移動終了となる(ちなみに下にユニットがいるとダメージを受けずにそのまま進めるという裏技がある)
2段以上跳べるキャラはDLCキャラを除いて2人、ターン制限あるものの女神化できる4人を含めて計6人。残りの16人は1段しか跳べません
一応2段以上あるようなステージには階段を作れるように木箱等が置いてあるが、これを作ってる時間が非常に無駄
なお終盤のステージにはジャンプ値が高いキャラがいないとクリア不可能なステージが存在する、クソわよ
そしてトラップ、こいつが1番の害悪
何が害悪ってプレイヤー側にしかトラップが発動しないという点
電気床、強制移動マス、炎床、電気柵、落とし穴と色々あるのにも関わらず敵には一切トラップが発動しない
コイツを避けるのにいちいちユニットの向きを変えなきゃならない、向きを変えても1回しか曲がれないのでトラップを避けて進もうと思ってもその先にトラップがあったら進めない。しかもトラップを踏んだら移動が強制終了
罠を踏まない浮遊の特性を持つキャラがいるが、女神化できる4人+常時浮遊してるキャラ1人しかいない
移動にもイライラする、死んでくれ
他にもテンポが悪い要素が
- 毒ダメージ、自動回復、女神化による残りターン表示がターン開始時にキャラ一人一人に表示されるのでイライラする
- 石化、フリーズバグをそのターンに治しても移動終了扱い。ので次のターンにまた食らったらイライラ度が加速する
- 味方ユニットの移動を加速する設定があるにも関わらず、敵の移動の加速はオプションから設定できない。×ボタン長押しじゃないと加速できない
・いつものノワールしか描かれていないシナリオ
主人公と言っても目新しいことが一切なかった
今まで本編で描かれてきたノワールをそのまま描いているためはいはいいつものいつものという感じ
ノワールが目立っている、他の女神が若干空気ないつものネプテューヌという訳である
その代わりCGスチルの量が豊富
武将が仲間になる度に自動的に増えていく、しかも9割ノワールが入っているのでラステ国民には美味しいところ
その辺はちゃんとノワールが主人公と教えてくれる、多分ここだけ
シナリオは全般的に単調
武将を仲間にしていくというのを終盤まで続けるせいでやってる事がほぼほぼ同じ
だいたいの武将は敵対してるので章の最後は武将とバトルが鉄板、友好的なのが指で数える程度(友好的でも最終的にはバトることになるが)
と言うのもあってシナリオは全体的につまらない、むしろ面白いところがないのが感想です
・救済措置が簡単に攻略する手段へ
ゲームオーバーになってももう一度そのステージを挑戦することが出来る、その辺はコンパちゃんにしては親切設計
で、もう一度戦うの下に優しく戦ってとあるが、これは敵のステータスを下げて難易度を緩和する救済措置だ
実はこのシステム、1回目だけかと思うが2回目以降もステータスが下がるため撤退→優しく戦って→撤退→優しく戦って…を繰り返すと敵のHPを1にすることも可能、あろう事かラスボスまで
まともに攻略すると辛いこのゲームを簡単に攻略したいならこれをやるのが1番楽という、これ実装するならちゃんとバランス調整しろ
この記事見て激ノワをやりたいと思った人はこの手順で攻略することをオススメします、まともにやろうとすると辛いので
・総評
わかってるでしょう?クソゲーです
ネプシリーズはやり始めたらクリアするまで投げなかった私ですが、激ノワに関してやり始めて1年以上ぶん投げてた作品です。そこまで辛いです
スパロボでSRPG育った身にはとても辛かったです、二度とやりたくねぇ
…と言いたいところだけどTureENDをまだ見てないので2周目突入してます、レベル、装備引き継ぎがあるとは言え、悪い、やっぱつれぇわ
バランス、シナリオ、システムを根本的…と言うより最初から作り直ししないと無理ですねこのゲーム
以上ですお疲れ様でした