萩大佐のゲームブログ

萩大佐です、いろいろ書きます。主にゲーム

劣化リメイクの新次元ゲイム ネプテューヌV2R


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ネプテューヌV2Rも買ったので前作、ネプテューヌV2との違いを紹介しながら評価していきます

ストーリーはV2と変わらないので省略

 

 

・ネプテューヌV2RとV2の違いは?

ネプテューヌV2RはネプテューヌV2をリメイクし、VR要素を追加したゲームとなっております

ただネプテューヌV2Rはゲーム開始すると本編クリア後という設定で話が進んでいくのでV2未プレイのプレイヤーにとっては頭にハテナマークが付く事態になります

本編クリア後という設定なのでV2Rのストーリー本編のエンディングは復活エンド、1つしか存在しない

(バッドエンドの悪堕ちエンドはともかくノーマルエンドの成仏エンドを削除したのは残念)

 

以下、仕様変更や追加要素

 

  • 戦闘システムの大幅なリメイク

V2ではターン制となっていたが、ターン制にプラスアルファしてAP制が追加された

ターン開始にAPが配布され、そのAP内ならいくらでも行動出来る、使用しなかったAPは次のターンまで持ち越せる

AP制のおかげで女神化→ネクストフォームへの変身が1ターンで可能となった

 

  • エグゼドライヴゲージの廃止

エグゼドライヴゲージが廃止され、エグゼドライヴを使用したスキルや女神化、ネクストフォーム、ゴールドフォームへの変身はSP消費やAP消費の仕様になったため、開幕スキルぶっぱや変身が可能となった

※V2自体もエグゼドライヴゲージを満タンにするチートアイテムがあったため、開幕スキルぶっぱや変身が出来たが手に入るのがエンディング1歩手前かつ、トゥルーエンドルートに進まないと手に入らないのでクリア後ぐらいにしか使い道がない

 

  • コンボスキル

V2では専用の設定メニューで各項目ごとを事前に設定するシステムだったが、V2Rでは通常攻撃時に設定する仕様と変わった

 

  • ディフェンドスキルの追加

ターン終了時に必ず使用するスキル

初期だと防御だけだがカウンターやSP回復ブースト等のスキルもある

 

  • 戦闘後は全快するようになった

戦闘終了後はHPが全快するように変わったため、ダンジョン内やワールドマップでの回復が不要となった(そもそも使えない)

ただSP自体仕様が変わっているため回復はしない

これによりノワールルートやブランルートの難易度が一気に下がった

 

  • SPの仕様変更

SPがターン毎に回復する仕様と変わったためV2では余裕で4桁いくSPだったが、限界値が3桁までに留まるようになった

またディフェンドスキルでSPの回復量を増やせるようにもなってる

 

  • アイテムスキル

PP(ポケットポイント)を消費してアイテムを使用するようになった

アイテムと特定の素材を使うことで効果上昇、効果範囲を広げる等、可能となった

 

  • ワールドマップの仕様変更
  1. ワールドマップでのエンカウント廃止※V2では2週目以降エンカウントが廃止され、手動でエンカウントするようになる
  2. ルートビルドに新たなショートカットを追加
  3. 見聞者システムの大幅な仕様変更

 

  • アイテム関連の仕様変更
  1. 素材アイテムが新たに追加され、前作まであった素材が一部削除
  2. 回復アイテムの一部削除
  3. 武器や防具、コスチューム等にハクスラ要素を追加

 

  1. モンスターの討伐数や要求されるアイテム数の変更
  2. メニュー画面でクエストの報告が可能となった
  3. エストランクを上げる昇進クエストが削除(昇進がなくなっただけなのでクエスト自体は残ってる)

 

  • その他の仕様変更や追加要素
  1. バウンティー要素
  2. ダッシュの追加
  3. 隠し宝箱の条件緩和
  4. 一部イベントにムービーやスチルの追加
  5. オートセーブ
  6. スキル取得
  7. BP
  8. ランクチャレンジ
  9. 投資システム
  10. リリィスキル

 

・リメイク作品なのに劣化している

リメイクのスパンが短いのになぜここまで劣化させたのかと疑うレベルな劣化である

V2とV2Rを比較すると断然前者を評価したい

 

  • いちいち設定するのがめんどくさいコンボスキル

前述の通り、通常攻撃を行う度に設定するシステムのためテンポが悪い

しかも設定を変更、解除するには1度全ての設定を解除してからではないと再設定出来ないのでめんどくさい

超次元編に入ると開幕スキルぶっぱできる初期SPになるため産廃気味になる

※調べたらアプデでスキルにダメージキャップがついてコンボスキルの方がダメージ出るようになったらしい

 

  • 裏でビーシャが手引きしてるのではないかという疑うスキル取得

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V2はレベルが上がれば勝手にスキルを覚えるのだったが、V2Rはスキルを覚えるのにレベルだけではなく金が必要となる、しかもあんまり安くはない

しかも一括取得も出来ないので1つずつ、手動で解除していかなければならない

リアル時間と金がかかるので非常に面倒

ヘルプページにはこの説明がないため、この仕様を知らないで進める可能性がある

 

  • キャラ毎のディフェンドスキル、カウンタースキルに格差を感じる


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防御、ノーガード、SPブーストガード、SPブーストガードLv2は基本的に全キャラ備わっている

一部キャラを除き、カウンタースキル最低1個持っているのだが、性能と覚える数が突出しているキャラがいる

ほとんどのキャラは近距離○○m、遠距離○○mと条件が付いてるが、アイエフとブランは特に突出したカウンタースキルを持っている

アイエフは全ての攻撃に対してカウンターを持っているためどんな攻撃に対してもカウンターを発動することが出来る

ブランは物理、魔法、近距離、遠距離ごとにカウンタースキルを持つ

特にブランはディフェンドスキルも豊富で鉄壁、挑発、ガードサポート等、まさにメイン盾と一見してわかる性能になった

なお、こんぱとビーシャはカウンタースキルを持っていない

後述するが、カウンタースキルのせいでほとんどの攻撃が無効になって完封されるボスがいる

 

※ただカウンタースキル自体そんな火力が出ないのでカウンタースキルでAPを消費するぐらいなら殴った方が早い

 

  • 最初のダンジョンでも普通に死ぬ、敵の強化

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敵が全体的に強化され、最初のステージでさえも1歩間違えればゲームオーバーになりかねないレベルとなった

敵もAP制のため、バックアタックを取られると瀕死レベルになる

(特に零次元編はキツい。数で攻められたり、バックアタックをされると死ぬ)

ボスはV2と比べ硬くなってる印象

 

  • もう近距離カウンターでよくね?巨大戦

巨大戦…ダークメガミ戦なんだが通常攻撃が近距離物理攻撃なため、ほとんどのキャラにカウンターで返される始末となった

ただ瀕死になると使うスキル攻撃は近距離物理カウンターで返せないためダメージが入るが、1回ぐらいしか使ってこないため結局は全部カウンターで返される

不動で近距離物理カウンター待機しとけば勝手に死ぬ

 

  • 投資システムが緩和された?と思ったらこの始末

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投資に要求される資金が緩和された

超次元編から解禁される投資システムなのだが中盤、しかも資金やアイテムが共有されない各四女神ルートでは投資に費やす資金がかなり苦しいV2だったが、V2Rではお手頃価格となった(恐らくスキルにも資金を費やすためか投資への資金繰りを緩和したのかも)

 


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と思いきや各項目Lv4以上に上げるには専用のアイテムが必要

しかもこのアイテムは開発でしか手に入らない、さらにこのアイテムの開発企画書は超次元編のラスボスを倒さないと手に入らない

もっと言うと最大レベルまで上げるには別の専用アイテムが必要なためそれを作る開発企画書が心次元にある。心次元編の投資はV2同様、四女神救出後のルート分岐以降まで出来なくなるのでただただ面倒くさくなった

 

  • エスト関連は下方修正へと

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シェアの仕様が大きく変わったため、クエストが1回しか出来なくなった

シェアが上がらないにしてもある程度の金策にはなるのでせめてクエストを何回でも出来るようV2のままでよかった

ただモンスターの討伐数や要求アイテム数が約半分になったのは評価する

エスト完了報告もメニュー画面で報告出来るようになったためいちいちギルドに行かなくてもよくなったのも評価

 

  • 意味の無いワールドマップのショートカット

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ワールドマップに新たなショートカットルートが追加された

といってもリーンボックス~ラスティション間のショートカットやそれいる?と思うようなショートカットなので超次元⟷心次元のようなショートカットは存在しない

移動がめんどくさいワールドマップなのだが、正直いる?ってぐらいのショートカットなので無理にルートビルドする必要はない

 

  • 超次元編の各女神ルートのワールドマップは共通ではなくなった


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V2での超次元編 四女神ルートのワールドマップは共通だったため、見聞者を隠しダンジョン等に派遣し、素材集めや資金集めをしていたので便利だった

が、V2Rでの四女神ルートではワールドマップ情報が共通ではなくなった

画像ではネプテューヌルートクリア後にノワールルートを始めたのだが、ネプテューヌルートで発見した隠しダンジョンやストーリーで解放されるダンジョンがない

何故こうしたのか本当にわからない

 

  • 良くなったのか悪くなったのかわからない見聞者システム

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見聞者システムも仕様変更

隠しダンジョンの発見、隠し宝箱の発見、強敵エネミーの発見、新たな見聞者の発見、素材集め、資金集めの役割を全てこなせていた見聞者だが、V2Rでは見聞者ごとに役割が分担された

また経験値獲得量を増やすといった見聞者の効果は全部削除された

ダンジョンへの派遣も1~2人のみしか派遣できなくなった

役割が分担されたせいでこのダンジョンの強敵エネミー見つけてないからこの見聞者を派遣して、隠し宝箱を見つけてないからこのダンジョンへ派遣して…と余計な手間が増えた分めんどくさくなった

だが、見聞者の派遣、報告がメニュー画面で出来るようになったため、ダンジョン内や別次元でも報告、派遣が容易になったのは高評価

 

  • 異様に硬い敵

特にボスだが非常に硬い

ガードブレイクは必須だし、スキルじゃまともに削れない

最後の暗黒星くろめ戦なんかはうずめ単騎な上、女神化すら出来ない

(V2だと女神化は普通にできた)

ネプテューヌシリーズはレベルで殴るゲームなのだがLv70でも4桁ダメージはそうそう出ない

新規向けというよりかは前作V2プレイ済みユーザー向けの硬さになっている

 

  • エンディングが流れる謎のタイミング

V2では最後で流れるのだが、本作は復活エンドなのにエンディングが流れるのが1回目のダークオレンジ戦後。復活エンドの最後のイベントシーンの「皆、ただいま!」のセリフの後におしえていーすんが出てくるので雰囲気ぶち壊し

いやなんでそのタイミングで流さないんだよって感じでしたね

 

 

・改悪がある中、改良された面も

前述まで問題点を上げていたが、評価点もある、腐ってもリメイクなので

 

  • スキル演出や一部スキルの仕様変更

V2ではフォーメーションスキル、カップリングスキルの演出のほとんどが爆発のみの簡素な演出だったが、V2Rでは爆発のみの演出だったフォーメーションスキル、カップリングスキルの演出が変更され、ちゃんとキャラも映るようになった

ただ元の演出に合わせているため最後の爆発シーンはきちんと残ってる

 

またアイエフのアイテムスティール、大人ネプテューヌのねぷっとチャージの盗みスキルにダメージが入るように変更された

 

V2で拍子抜けされたせいかネクストフォームが強化された

 

・パーツ特性無視

ネクストフォーム固有アビリティとして追加

パーツ特性を持つ敵、特に解禁時のアフィモウジャス戦では大いに活躍

いちいちパーツブレイクしなくてもダメージが入るのでアフィモウジャス戦で四女神達を下げる必要はなくなった

 

・1ターンへネクストフォームに変身可能

エグゼドライヴが廃止され、APシステムが導入されたおかげで1ターン目からネクストフォームに変身可能となった

ネクストフォームへのコスト自体も女神化と同じ、心次元編に入ってからは初期APも高いのでコスト的にも安い

 

ネクストフォーム専用スキルの強化

V2R自体、攻撃スキルが弱体化されてるのでなかなかダメージが出ないのだがネクストフォーム専用スキルだけは別格。通常スキルの倍以上のダメージが出せる

 

  • 後衛、待機キャラにも経験値が入るように

V2だと前衛にしか経験値が入らない仕様だったため、ラーニングアビリティ持ちのキャラ以外にはラーニングアビリティ入りのディスクを持たせる必要があった

※ラーニングアビリティ持ちはエスーシャのみ

うずめとのリリィランクを上げてやればラーニングアビリティが使える

 

後衛、待機キャラにも経験値が入る仕様に変更されたのでレベルの偏りがなくなった

 

  • コスチュームやアクセサリーにもステータスアップや特攻効果が追加


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これまでのシリーズでのコスチューム、アクセサリーは戦闘にあまり影響がなかったが、本作では防具の1種であるため戦闘面では有利進める

装備の見た目重視でキャラのメイクアップが可能となった

またプロセッサユニットにも特殊効果が付与されるのでこちらも同じようにメイクアップが可能

 

  • 心次元編分岐ルートが両方プレイ可能

V2では周回しないと心次元編分岐ルートが見れなかったが、本作は周回がないため分岐ルートはどちらもプレイ出来るようになった

またギャラリーにも登録されるのでV2と違ってどちらのルートのイベントが見れるようになった

 

 

・本作の目玉であるVR要素は癒し

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本作の目玉のVRイベントはかなり良い

というよりゲーム本編がクソすぎてVRイベントがクソゲーでやられた心を癒すイベントみたいに感じ取れる

VRイベントは四女神+大人ネプテューヌのみ、四女神達は本編クリア後の設定、大人ネプテューヌだけは本編の時系列で進む

 

このVRイベントでは四女神達がプレイヤーである自分と会話しに来てくれるという設定

(さらに細かく言うとプレイヤーは四女神達のことはある程度知っているという設定、全く知らない訳では無い)

 

このVRイベントはPSVRがなくても遊べるのでゲーム本編がクソゲーVRが癒しの本作のためだけにPSVRを買う必要は無い

 

 


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プレイヤーがいる位置はイベントによって固定されてるため動くことはない

出来ることと言ったら視点を変えたり、ちょっと近づく程度

それでもキャラの方から近づいてくるので移動はない

 


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(隣とかに座った時に近づくと結構アップで顔を拝めることが出来るので良い)

 

VRイベントをこなしていくことで家具が増え模様替えができる

 

わりといい出来なんだが、やはりコンパイルハート

痒いところに手が届くような事をしない

 

・自由度が低い

頷くことと視点移動しか出来ない、キャラを配置してポーズを取らせることも出来ない

基本的にただその場に座って話を聞いてたまに頷くしか出来ないので非常に自由度が低い

 

・クソな本編を進めないと次のイベントが解放されない

一定以上本編を進めないといけない、つまりあの劣化した戦闘システムで本編を進めないと次のVRイベントが見れない

クソな本編で苦しんだ後にVRイベントで癒されるというサウナ状態

プレイ済みユーザー向けなら最初から全部見れるようにして……

 

 

・総評

はいクソゲーですありがとうございました

初めて苦しみながらゲームをやりました

V2からの改善点があるものの、なぜそのままでいいのを改悪するのか謎

VR要素は本編に比べたら神と言える癒しなのでVRがなかったら投げてた

勇者ネプテューヌクソゲーって言われてるけどこっちの方がよっぽどクソゲーだよ、V2Rと勇者ネプテューヌどっちやりたい?って聞かれたら勇者ネプテューヌ一択だよ

PS4版やったんだけどSteam版も買いました、出来れば触りたくないです

 

 

以上です、お疲れ様でした