コンパイルハートのゲーム「Death end re:Quest」(以下デスリクと称す)を遊んだので書き殴っていきます
・まずこのゲームは何ぞや?
コンパイルハートが2018年に出したガラパゴスRPG、キャッチコピーは「99%の絶望に抗え」
ガラパゴスRPGというジャンルを聞いたことがないという人は多いかと思います
ガラパゴスRPGとはコンパイルハートのブランドジャンル、「特定のお客様向け」のRPGである
つまり万人受けのゲームではなく、10人いれば1人が気に入ってくれるゲームジャンルのこと。それのRPG
ガラパゴスRPG第1弾としてフェアリーフェンサーエフから始まり、本作は第4弾
デスリクは女の子がどんなに残酷な目に遭ってもその描写に耐えられる、もしくは平気な人間だけが出来るゲームです
・ゲーム開始冒頭から始まるふるい落とし
ゲーム開始早々ふるい落としが始まります
本作ヒロインであるシイナちゃんの腹を貫くシーンや首から上が食われるというシーンを冒頭で流してきます
この時点で耐えられない人はこのゲームをお勧めしません
はい、このようなシーンがこの後いくつも出てきます
私は女の子には幸せでいて欲しいという願望がありますが、こういう残酷なシーンはある程度耐性があるので大丈夫です
・ゲームオーバーは戦闘不能だけじゃない
会話シーンには度々2択、もしくは3択の選択肢が出てくる
だいたいは2択だが片方はBAD END、つまりゲームオーバーである
しかし良心的にもR3ボタンを押せばどれがBAD ENDの選択肢かわかるし、会話シーン中でもセーブが出来るのでサクサク進みたい、セーブポイントでセーブしてない!どうしよう!みたいなことは起こらないので安心
で、BAD ENDの選択肢があるのはシナリオ本編の部分で本編以外の会話シーンの選択肢にはBAD END選択肢がないので好きなように選んでください
※1周目でTRUE ENDに到達すると各ヒロインのキャラENDになるので、本編外で選んだ選択肢によって好感度の上昇があります、2周目以降は好感度関係なく好きなキャラENDを選べます
ちなみに会話シーン中でもセーブが出来ると言いましたが、一部会話シーンではセーブが出来ませんのでご注意を
・意外と楽しい戦闘とノックバグシステム
楽しい #PS4sharehttps://t.co/bpf5eekyIo pic.twitter.com/XTTSjQJJ88
— 萩大佐 (@hagi_cos) 2020年9月9日
本作の戦闘システムの中に「ノックバグシステム」というものがある、言わばピンボール
一部のスキルや通常攻撃にはノックバグという効果があり、攻撃の中に入れると効果が発動する
敵を吹っ飛ばす効果なのだが、これを利用して敵に当てたり戦闘フィールドの見えない壁に当てることでさらにダメージを与えることが出来る
さらに味方キャラに吹っ飛ばした敵が来ると「ノックブロウ」が発動されてさらに吹っ飛ばしてくれる
ただ敵によって重さが違うのでよく吹っ飛ぶ敵と全然吹っ飛ばない敵がいるのでよく考えて使いましょう
吹っ飛ばして跳ね返るのを見るのは意外と爽快で好きです
本作はターン制の戦闘システムだが、1ターンに3回まで自身の行動を選ぶことが出来る(「トライアクトシステム」)
例えば3回とも通常攻撃、3回ともスキル攻撃と織り交ぜて行動が出来ます
戦略性が豊富なので楽しいです
またスキルはレベルで覚えるのではなく、元々覚えてるスキルを組み合わせて攻撃・回復すると確率で覚えます
低レベルでも強力なスキルを覚える上、覚えたスキルはすぐ使ってくれるのでどんなスキルなのかすぐ分かります
・変身大好きコンパイルハート
コンパイルハートおなじみの本作の変身システム「グリッジスタイル」
被弾やバグに汚染されるとキャラアイコン左側にあるパーセンテージが上昇していきます
これが100%になると死にますが、80%以上になってターンが回ってくるとグリッジスタイルへと自動で変身します
変身するとキャラの性格がガラッと変わり…変わるというか豹変し、狂気に満ちた感じになりますね
能力も上昇し、グリッジスタイルでしか使えないスキルが使えるようになります
グリッジスタイル専用スキルを使うと0%になるのでわざと汚染させてグリッジスタイルにするのも一種の戦略としてオススメです
・問答無用で女の子に酷いことをする
で、このゲームどこがガラパゴスなのかというと最初に言った通りとことん女の子が残酷な目に遭うことです
気分がスカッとするようなものじゃないです。胸糞や悲惨とかそういうレベルの残酷な目です
・作中で起こったもの
- 首から上を食われる
- 拷問
- 何度もナイフで体を刺す
- 首絞め
- 裏切りからの殺戮
- 暴行
- モンスターの餌
- 誘拐
- 差別
- 殺人
…などなど。ここに書ききれないぐらい残酷な目に遭います、これらに耐えられない方は買うのをやめましょう。
・それでもやっぱりコンパイルハートだわ!
ストーリーは真面目すぎてコンパイルハートの影が出てこない、と思いきや不意打ちでコンパイルハート成分を出してくる
デスリクを進めているとコンパイルハートだということを忘れさせてくる一方でコンパイルハート成分を不意打ちで出してくるとコンパイルハートだということを思い出させてくれる
イベントCGを見てるとコンパイルハートだなぁ…と感じるちょっとスケベなものから綺麗なものまであります、ありがとうコンパイルハート
ちなみにこれは主人公より歳上の女性が小学生に変装したイベントCGです。
最高
ありがとうコンパイルハート
・悲鳴に興奮を覚えてしまう
本作では事あるごとにヒロインが悲鳴をあげます
この悲鳴が妙にそそってしまって股間の息子が反応するほど
正直コンパイルハートは声優起用の基準に悲鳴の上手さとか設けてるんじゃないかと思ってしまうほど
非常に興奮しました、ありがとうコンパイルハート
・先が読めないシナリオ展開
本作は非常に暗い雰囲気でホラー要素やオカルト要素が満載
先が読めず、この後どうなるんだ!という気になるシナリオで気づけば長時間遊んでるという感じでした
コンパイルハートだし…というシナリオなんて飾りでしょ?みたいな感じの印象がありますが、それを取っ払うようなシナリオ展開で面白いです
残酷描写のガラパゴスということに目を瞑れば万人受けするような内容なので我慢出来るなら遊んでみる価値はあるかと思います
・総評
良ゲーです。シナリオも戦闘システムもなかなか楽しめる内容です
ホラー要素やオカルト要素など、夜中にやっていると背後に何かいるのでは?と感じるくらいちょっと怖かったですね
1周目はノーマルエンドで歯がゆい感じで終わったため、2周目でちゃんとスッキリしたトゥルーエンドを見れて良かったです
ただキャラ固有のダンジョンアクションがそれほど活かせてないなぁってかんじですね(攻略に活躍する場面が少ない)
あとはこれいる?という感じの各拠点のテレポートシステム(同ダンジョン内の拠点同士でしかテレポートできない上、中盤に上位互換のテレポートシステムが出てくるので…)
それでも些細な程度の問題です
ちゃんとトゥルーエンドまで見れたのでこれで心置き無く続編の「Death end re:Quest2」を遊ぶことができます、パッケージ裏を見ると前作キャラも登場するような感じがしました
もしデスリクに興味を持った方がいましたらオススメします。ですが惨たらしい、残酷なシーンに対して耐性がある方、我慢出来る方にしかオススメしません
以上です。お疲れ様でした